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【ノルウェー】新型コロナ関連の全ての規制の撤廃について

●2月12日、ノルウェー政府は、以下のとおり、ほぼすべての新型コロナウイルス感染防止措置の撤廃を発表しました。なお、この措置は同日10時から適用されています。

1 ほぼすべての感染防止規制措置撤廃の背景
(1)ストーレ首相は、「大半の国民にとって、パンデミックはもはや健康を脅かす大きな恐れとはならない。オミクロン株は、罹患したとしても重篤化するリスクは低く、我々はワクチンにより十分守られている。故に、我々は、距離制限、マスク着用義務及び隔離義務等ほぼすべての感染対策措置を撤廃する。我々は通常の生活に戻ることができる。」と述べた。
(2)今般の決定は、ノルウェー公衆保健研究所(FHI)及び保健局からの専門的推奨に基づき行われた。FHI及び保健局の双方とも、措置を緩和することができるとしており、FHIはこの見解は感染拡大防止の見地からも妥当である旨強調している。
(3)今般の感染防止規制措置の撤廃及び推奨措置の調整を受け、感染者数は増加することが想定される。多くの者は感染し、病欠となる者の数は増加することになる。入院患者数も増加する可能性があるが、患者の入院期間は以前より短くなっており、集中的な治療を要する患者も少なくなっている。FHIは、入院患者数は1000人を超えることはないだろうと予想している。この数値は、病院が対応可能な人数である。

2 政府は、2月1日に多くのコロナ関連措置を撤廃した。以下は、12日10時から適用される主要な変更である。
(1)1メートルの距離を保つ義務及び推奨措置の撤廃。
(2)マスク着用義務の撤廃。なお、風邪及び呼吸器系の疾患の症状がある者がリスクグループに属する者と濃厚接触する場合には、マスクの着用が推奨される。
(3)症状のある成人のみが受検を推奨される。
(4)感染の隔離義務を撤廃し、症状のある成人のみが4日間在宅することとする推奨措置に代替する。この推奨措置の評価は継続的に行われ、数週間以内に変更されることが想定される。
(5)保育園児及び生徒・学生は、病気の際は在宅することが推奨されるが、発熱が治まってから24時間経過していれば、保育園又は学校に行くことができる。保育園児及び生徒・学生は、症状があったとしても検査を受ける必要はない。
(6)入国時の登録義務及び陰性証明書の提示義務といった現行の入国規制措置は撤廃される。他方、スヴァールバル諸島への入島に際して、入島前及び入島後の検査義務は引き続き適用される。

3 準備と監視の継続
(1)大半の措置が撤廃されたが、パンデミックは収束していない。冬季の感染の波は継続しており、新しい感染の波や変異種も発生する可能性がある。故に、政府は、Covid-19に対応するための新たな長期的戦略及び準備計画の策定作業を行っている。修正されたこの戦略は、2022年春には提出されることになる。
(2)ストーレ首相は、「『withコロナ』戦略の主要な目的は各個人及び社会全体の負担を可能な限り軽減する方法で、Covid-19と共に生活できるようにすることである。」と述べた。
(3)ヒャルコール保健介護相は、「我々は、今後も可能性のある感染発生や新たな変異種に対応するための十分な準備をしておかなければならない。様々な状況及び措置のレベルに適応する感染拡大防止措置のパッケージの枠組みを整えることにより、予見可能性をより大きなものとし、措置の強化又は緩和の双方において活用できるようになる。我々は、我々が望まないことに関しても、対応できるよう準備しておかなければならない。」と述べた。

4 今次発表の詳細は、以下のウェブサイトにてご確認ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/smitteverntiltakene-oppheves/id2900873/

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