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ベルリンにも桜の季節がやってきました〜!
Booking.com毎年9,000本以上の桜が花を咲かせるベルリン。 その背景には、日本とベルリンの心あたたまる物語があります。
今回の動画では、歴史解説とともに、ベルリンの桜並木をごご紹介します。
ぜひご覧ください。
ベルリンを街歩きしていると、桜の木が多く目に飛び込んできます。日本の気である桜がベルリンで多く見られるのはなぜなのでしょう。
1961年〜1989年、ベルリンの壁によって東西に引き裂かれたベルリン。このベルリンの壁が崩壊直後の1990年、日本のテレビ朝日が「ベルリン市民の心の安らぎと平和を願って壁の跡地に桜の植樹をしよう」と呼びかけ、「桜植樹キャンペーン」が始まりました。
日本の視聴者から、約1億4,000万円もの募金が集まり、ベルリンの壁跡地や公園、学校、墓地などに桜の苗木が植えられました。
戦後、所有者不明の土地やひどく汚染された土地に桜を植えていく作業は、一筋縄ではいかなかったようですが、当時の担当者の努力の甲斐もあり、1990年11月から20年の歳月をかけて9,000本以上の桜が植えられました。
動画で始めに見ることができる桜並木の「シュヴェッター通り」では、ベルリンらしいストリートアートと桜のコラボレーションを楽しむことができます。
ちなみにドイツ語で「桜」は「Kirschblute」(キルシュブルーテ)と言いますよ。
次の桜のスポットは、「ボーンホルマー通り」。
テレビ朝日が呼びかけた「桜植樹キャンペーン」は、2010年11月9日、ベルリンのかべが歴史的な崩壊を遂げたここ「ボーンホルマー通り」に、最後の1本が植えられ、20年にわたるキャンペーンが幕を閉じました。
ベルリンの壁が崩壊したのと同じ11月9日に、最初に壁が開いた「ボーンホルマー通り」に最後の1本を植えるなんて、なんと素敵なお話なんでしょうね。
植えられた桜の木々は、ベルリン市の財産として、管理・維持されています。
この「ボーンホルマー通り」は、ベルリンの壁が最初に開いた歴史的な場所ということで、1989年11月9日、当時の写真が展示されています。
ということで、今回の動画ではベルリンの歴史的なスポットと、桜との関わりについてご紹介しました。ぜひベルリンを訪れた際は、これらのスポットにも足を運んでみてくださいね。
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