7月15日、アイルランドのマーティン首相は、最近の国内外の感染状況を受けて、「外出禁止等の措置の緩和ロードマップ」の最終段階である第4段階の開始日を、当初予定の7月20日から8月10日に延期する旨発表しました。顔を覆う用品（マスク等）の着用など、これまでより厳しくなった規制もありますので、ご注意ください。

（1）顔を覆う用品(face covering)の着用
・店舗やショッピングセンターで着用しなければならない。
・販売員も、間仕切りがなく、2ｍ以上の距離を取れない場合は、着用する。
・実施規則と罰則を作成中。
・公共交通機関については7月13日から着用が義務化されています。違反者は乗車を拒否されることがあります。

（2）パブ、バー、ホテルのバー、ナイトクラブ及びカジノ
・8月10日まで閉鎖（継続）。
・食事の提供を伴う形で営業中のパブ及びバーは、公衆衛生の遵守を条件に営業継続可。

（3）他人の家への訪問
・他人の家への訪問者数は最大10人とし、その構成を4家族までに制限。

（4）大規模集会
・現在の制限（屋内50人、屋外200人）を8月10日まで延長。

（5）外国渡航
・7月20日にグリーン・リストを発表する。リストは2週間ごとに見直し。（リスト掲載国からの入国者には行動制限が課されない。）
・不必要な外国渡航を行わないことを勧告（継続）。リスト掲載国であっても同じ。
・アイルランドへの入国者は、以下を求められる（継続）。
-14日間の滞在先及び連絡先を申告するCOVID-19旅客位置情報フォーム（COVID-19 Passenger Locator Form）を提出する義務の遵守。
-14日間の行動制限の遵守（必要不可欠な場合を除き屋内で過ごし、可能な限り接触を避けること）。

今回発表された措置に関する詳細は、在アイルランド日本国大使館のHPを参照してください。
https://www.ie.emb-japan.go.jp/files/100067122.pdf