現地時間8月18日、アイルランドのマーティン首相、ドネリー保健大臣他は記者会見を行い、最近の感染増加に強い懸念を表明し、現行の行動制限を強化することを発表しました。また、この強化策は、今回の記者会見と同時に有効となり、9月13日まで実施されると発表されました。
(1)公共交通機関や自家用車での移動
・可能であれば公共交通機関の利用を避ける。
・自家用車を自分の家に住む者以外と共有しない。これが不可能な場合は、同乗する際に顔を覆う用品(face coverings)を着用する。
(2)他人の家への訪問
・他人の家への訪問者数は最大6人とし、その構成を3家族までに制限(これまでの10人、4家族の制限を強化)。
・屋内で会う場合は、2メートルの物理的距離を取り、十分に換気する。
(3)他者との集会
・屋内の集会は、最大6人とし、その構成を3家族までに制限(これまでの50人の制限を強化)。
・屋外の集会は、最大15名とする(これまでの200人の制限を強化)。
(4)文化、社交、スポーツに関する措置
・スポーツ行事は、(観客なしの)閉鎖された状態であれば実施可能。
・エクササイズ教室やダンス教室は、人数を6人に限定し、物理的距離を取ること。
・屋外での練習は、15人以下に限る。また、複数のグループが交わらないようにすること。
(5)レストランやカフェ(食事を提供するパブやホテルのレストランを含む)
・午後11時30分までに閉店すること。
・接客する従業員は、顔を覆う用品を着用すること。
・客は、テーブルにつくまで、及びテーブルから離れる時には顔を覆う用品を着用すること。
・ひとつのテーブルに座るのは、最大6人とし、その構成を3家族までに制限すること。
・レストランやカフェでのイベント、パーティー、集会は、屋内の場合6人、屋外の場合15人を超えないこと。
(6)70歳を超える方や医療面で脆弱な方に関するアドバイス
・できる限り自宅にとどまることを推奨する。
・他人の家や店舗への訪問、旅行、屋外活動の際は、公衆衛生上の社会的距離のガイダンスに従うこと。
・店舗は、70歳を超える方や医療面で脆弱な方の専用の時間帯を設定し、その時間帯に訪問する。
・公共交通機関の利用は避ける。利用しなければならない場合は、他人と2メートルの距離を取り、顔を覆う用品の利用を必要とする。
(7)仕事に関する事項
・自宅で勤務できる者は、それを継続する。
・職場を再開する際は、職場復帰安全手順(Return to Work Safely Protocol)を遵守する。
・雇用者は、職場で接触する従業員の数を減らす措置をとる。
ここまで紹介したものは、日常での生活に関連しそうな項目のみで、行動制限の全てではありません。詳細はアイルランド政府HPを参照してください。