2021年6月3日、EUの域外国境制限解除対象国リストに日本が追加されたことを受け、在日ベルギー大使館HPに、日本からベルギーへの渡航に関わる取扱いについて情報が更新されましたので、概要以下のとおりご案内いたします(現時点では、これらの措置は6月30日まで有効とされています。)。なお、引き続きベルギーは、日本を赤ゾーンに指定しています。詳細は在日ベルギー大使館に直接ご照会ください。
(参照アドレス:在日ベルギー大使館ホームページ(英語))
https://japan.diplomatie.belgium.be/sites/default/files/content/Consular/Visa/latest_covid19_measures_ix.pdf
1 ベルギーへの渡航制限
冒頭のとおりEUの域外国境制限解除対象国リストに日本が追加された(Re-open EU:https://reopen.europa.eu/en)が、ベルギーにとって日本は依然として赤ゾーン。
2 宣誓書と必要不可欠な渡航に係る書類
ベルギーへの必要不可欠でない渡航は禁止されておらず、よって日本からの渡航者は宣誓書や必要不可欠性の証明書(Essential Travel Certificate)の所持は義務ではなくなる。しかし、必要不可欠でない渡航は、引き続き強い自粛が求められる。
3 ビザ
(1)Cビザ:日本国籍者はCビザは免除。シェンゲンCビザが免除されない国民の方の短期滞在(90日未満)には、Cビザが必要。
(2)Dビザ:すべての非EU諸国の国民が長期滞在(90日以上)する際に必要。
4 日本からの渡航者に対する義務的な衛生措置
日本はベルギーにとって赤ゾーン。よって以下の措置は、日本からのすべての渡航者に適用される。
(1)渡航者位置特定フォーム(PLF)
・すべての渡航者の義務。ベルギーにおける最終目的地までの全行程と到着後48時間、渡航者位置特定フォーム(PLF)に記入し、その証明(当館注:電子的に提出した後に自動生成されるQRコード、或いは記入内容を印刷したもの)を携帯しなければならない。
・PLFは、出発国の色別コードと質問票の回答に基づいて、渡航者のリスクプロファイルが評価される。
・PLFには携帯電話番号を入力する必要あり。携帯電話番号はベルギー国内のものでも海外のものでも可。例(”32498xxxxxx”)のように、国コードで始まる番号を入力する必要あり。
※参考情報
・Q&A:https://www.info-coronavirus.be/en/faq/の「いつ、どのようにPLF記入すべきか。」との問い。
(当館注)
・PLF電子入力ページ(英語): https://travel.info-coronavirus.be/public-health-passenger-locator-form
・同(仏語): https://travel.info-coronavirus.be/fr/public-health-passenger-locator-form
(2)出発前のPCR検査(出発前72時間以内に実施する要あり)
・ 6歳以上の、ベルギー非居住者は必須
・ ベルギーの居住者は推奨。原則として、ベルギーの居住者は、ベルギー当局に提示する必要なし。しかし、いくつかの航空会社や乗り継ぎ国では、提示を求めていることから、トラブル回避の観点から、渡航前にPCR検査を受検し、陰性であることを証明する書類を所持することを奨める。
(3)ベルギー到着後のPCR検査
・48時間以上日本に滞在した後、ベルギーに戻ったベルギー居住者(6歳以上)は、検疫隔離1日目と7日目の検査が義務。
・48時間以上日本に滞在した後、ベルギーに渡航したベルギー非居住者(6歳以上)は、検疫隔離7日目の検査が義務。
(4)検疫隔離(10日間)
・すべての渡航者の義務。
・すべての渡航者は検疫隔離7日目に2度目のPCR検査を求めれる。但し、7日目に行ったPCR検査の結果が陰性であれば、それ以上の検疫隔離は不要。
・(国外出張(Business Travel Abroad, BTA)フォームに記入することにより、ベルギーへの職務上の渡航の一部に対して検疫隔離の例外が認められる。)
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