●デンマーク外務省が5月29日から適用される渡航勧告を改訂しました。
○日本はオレンジ色のままのため、日本からデンマークへは承認に値する入国目的や搭乗前の陰性証明書の取得、入国後の隔離が求められます。
○EUおよびシェンゲン協定加盟国圏外で黄色の渡航勧告が出ている国はありません。
●デンマークで新たなデジタル・コロナパスポート・アプリの運用が開始されます。
1 デンマーク外務省の渡航勧告の改訂
デンマーク外務省は5月29日から適用される渡航勧告の改訂を発表しました。日本は引き続きオレンジ色となり、日本からデンマークに渡航する場合、承認に値する入国目的や入国後の隔離が求められます。概要は以下のとおりです。
(デンマーク外務省のプレスリリース)
https://um.dk/da/nyheder-fra-udenrigsministeriet/newsdisplaypage/?newsID=57A91302-E1E2-42CA-BC8D-A5F5C1710F54
(1)5月29日(土)16時から適用される渡航勧告の変更概要
オレンジから黄色に変更する国:ポーランド、ブルガリア
黄色からオレンジに変更する国:なし
赤に変更する国:なし
オレンジ国の中で、オレンジから黄色に変更する地域(低リスク地域):
オーストリア:ニーダーエスターライヒ州、ザルツブルク
イタリア:リグーリア州、アブルッツォ州、ヴェネト州(ヴェネツィアを含む)、ウンブリア州
スペイン:カンタブリア
フランス:コルシカ島
黄色国の中で、黄色からオレンジに変更する地域(高リスク地域):なし
各国の色分けの詳細は下記サイトをご参照ください。
https://umdk.maps.arcgis.com/apps/Embed/index.html?webmap=97986d9f19e84614a7500dd109cd44a8&extent=-24.9872,37.6314,60.794,68.7442&home=true&zoom=true&scale=true&basemap_toggle=false&alt_basemap=hybrid&disable_scroll=false&theme=light
(2)デンマークからの渡航者に対する入国制限
●デンマーク外務省は、デンマークからの渡航者に対して大幅な入国制限を行っている国に対しては、その国が低い感染率の基準を満たしていたとしても、すべての不要な渡航を控えるよう勧告する。EUおよびシェンゲン協定加盟国内では、フィンランド、アイスランドが該当する。
●現在、EUおよびシェンゲン協定加盟国圏外で黄色の渡航注意勧告が出ている国はない。フランスの2つの海外領土であるマヨットとマルティニークは感染率が低いものの、入国規制があるためオレンジ色である。
(3)スウェーデンにおける入国制限の緩和
●スウェーデンでは、5月31日(月)より、北欧諸国からの入国制限が変更されるため、デンマークからの渡航者はスウェーデン入国時に陰性証明の提示が不要となる。
●ただし、スウェーデンでは引き続き感染率が高いため、オレンジ色の渡航勧告が発出されており、不要な渡航の中止が勧告される。
2 新たなデジタル・コロナパスポート・アプリの運用
デンマーク財務省は、新たなデジタル・コロナパスポート・アプリの運用開始を発表しました。同アプリでは、陰性検査結果、ワクチン接種記録、感染歴に関する情報は本人のみ確認でき、飲食店や文化施設等で提示の際、個人情報を公開することなくコロナパスポートとしての有効性のみを提示することが可能になるとのことです。アプリは本日からダウンロード可能です。7月1日以降、EUでの旅行にも使用可能となります(注:その際の渡航情報にはご注意ください。)。詳細は下記リンクからご覧いただけます。
(財務省プレスリリース)
https://fm.dk/nyheder/nyhedsarkiv/2021/maj/regeringen-er-klar-med-nyt-digitalt-coronapas/
(コロナポータル デジタル・コロナパスポート・アプリについて)
https://coronasmitte.dk/nyt-fra-myndighederne/pressemoeder/nyt-digitalt-coronapas-lanceret
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